に投稿 コメントを残す

隠蔽性の違いはなぜ起きるかースキージストロークに問題がある

今年は雪が少ないと思っていましたが、例年通り「結局は辻褄が合うように」本日は大雪です(笑)と思ったら、お昼からは雨です(涙)

こんなんだから1年に1度、弊社の前では誰かの車が埋まるんです。

勘違いなさっている方がおられると困るので申し上げますと、北海道では街中をクマが闊歩していたりしません(笑)

雪解けのころの夜中に峠の国道沿いを走ると、両脇にずらりと眼だけがぞろぞろ光って見えたりしますが、それはエゾシカです(笑)

特に札幌には人が集中しているので、札幌は大都会です(笑)なんたって日本最大の夜の街ススキノが有ります(笑)最近全然行ってませんが。

 

と、本題になんの関係もない事を書きましたが、弊社にお問い合わせを頂き、ご購入いただく段になって初めて、弊社が札幌にある事に気づかれる方が大層います(笑)

ホームページに大々的に書いてあるのはフリーダイヤルですし(笑)

蝦夷地(笑)にこんなネットショップを立ち上げている会社があるとは思われないんでしょうかね、きっと(笑)

 

さて、今回のお話は、オフコンタクト(版と被印刷物にあける隙間)を設定してプリントする事を前提にしてのお話しです。

 

スキージを使う際の注意点は次のようなものです。

1.オフコンタクトで取った隙間が丁度「0」になるように印圧をかける。

2.印刷が滲まないように、かつ、カスレないようにアタック角度を探す。

3.スキージを移動させるスピードを調節する

4.ちゃんとしたスキージを使う(笑)

 

まず、1についてですが、版と被印刷物に隙間(オフコンタクト)があるという事は、きちんとプリントするためには版を下方向に押し付けなければなりませんが、異常に押し付けてしまうと「インクを落とす」と同時に「インクを欠き取って」しまいます。

小さな柄だと解らないものが、大きなベタ印刷になると急に印刷の中央部分の隠蔽性が足りなくなるのは、これが原因です。

海外製のTシャツプリンターは日本製のそれより、プリントボードの位置が高く設定されています。外人は背が高いからなのでしょうが(笑)

これをそのまま使用している方を見ると、ほぼ印圧が足りないように見受けられます。逆に、この体勢で印圧をかけようとするといつか「腱鞘炎」になりかねません。

適正な印圧をかけられるように、プリントボードを上下させるか、それが不可能であれば踏み台を用意しましょう。

1をクリアすると、今度はスキージ(ブレード・ゴム)のアタック角度が問題となります。

スキージを上から落ち着ける形になりますから、ある程度の硬さが無ければなりません。そうすると横から見るとスキージブレードはカタカナの「ノ」のようになります。

この「はらい」の部分がアタック角度になる訳ですが、スキージブレードの硬さによってこれが変わってきます。これが「2」の部分。

さて、3はスキージのスピードが速ければ速いほどインクは落ちずらくなります。スピードをゆっくりにしてあげれば隠蔽性も上がるかもしれません。

 

最後にですが、よくあるパターンを一つ。

「いつも通り刷っているのに、なんか上手くいかない。。。。風邪をひいている訳でもないのに。。。。」

という場合(笑)

 

「風邪を。。。」のくだりは冗談でもなんでもなく(笑)印刷が上手くいかないのは、いつもとは何かが違う訳で、体調が悪くて知らず知らずの内に印圧が変わっているという事は有り得ます。

ただ、多くの場合はスキージの変化です。

スキージは豆腐の様に柔らかいものではありませんが、決して鉱物の様にほとんど摩耗しないものでもない訳です。

そして、物質である限り劣化=硬化します。

 

摩耗するとアタック角度が小さくなり、インクが多く落ちるようになります。

劣化すると、しなりが少なくなりアタック角度が大きく、インクが落ちずらくなります。

 

オフコンタクトを取らないで印刷すると、スキージストロークのスピードの違いしか印刷には影響しないのですが、オフコンタクトを取った場合は、人によって印刷の濃度が変わります。これはすなわち印圧の違いとアタック角度の違いです。

同じ人が印刷して印刷結果が変わるのは、健康状態以外には(インクの状態が同じとすると)道具の違いとなります。

長持ちするスキージをお使い頂く方が、何か問題が起きた時に解決が速いのです。

 

スタンスのホームページ

Web-Stance(ショッピング)のページ

 

過去の記事(ameblo)はこちら

 

 

 

 

 

 

に投稿 コメントを残す

隠蔽性の違いはなぜ起きるかー版の感光剤の膜厚が足りない

印刷インクの膜厚はインクの隠蔽性に直結するのは、想像に難くないと思います。ただし、粘度の低い溶剤型インクに比較して、繊維用の水性バインダープラスチゾルインクは概して粘度が高いので、ほとんど影響はないと思われます。

ですので、以下の内容は「知識」として理解しておいて頂ければ良い程度です。何時か何かの役に立つ時もあろうかと(笑)

 

インク膜厚は一度のスキージストロークでで、版の膜厚(レジストの高さ表裏分+スクリーンメッシュの径)の2/3程度です。決して膜厚と等しい量は落とせません。

ミクロン単位の話ですが、版の膜厚が薄くなればなるほど、インクの隠蔽性は少なくなるのは当然ですし、勿論1度のスキージストロークで完全なる隠蔽性を持つインクは有りません。

感光乳剤を使用した写真製版の場合の膜厚の違いは、感光剤を塗布する量が少ないか多いかの違いに尽きます(笑)

時々「(感光剤は)何度塗ればよいのですか?」というご質問を頂きますが、以下の問題が有りますから、そう簡単にはお答えできません。

1.お使いの感光剤の粘度が解らない

2.お使いのバケット(エマルジョンコーター)の接触面の状況が解らない

3.塗ろうとされているスクリーンメッシュのテンションが解らない

4.塗る際のバケットのスピードが解らない

などなど(笑)

 

感光剤は、「より薄く」「何度も」塗り重ねるのがベストです。ただ、上記の各点の違いや個人差で、一度に塗る事が出来る膜厚は違ってきます。

特に、2の「バケットの云々」はまともなバケットには「通常用」と「厚膜版用」が用意されています。

まぁ、きちんと塗れて、最終的にきちんとしたプリントが出来上がれば問題はないのですが(笑)

3に関しては、大よそ検討が付くと思いますが、テンションが低いと1度のコーティングで多くの乳剤が塗布されます。こちらの方が、塗り重ねる「回数」が少なくて済むのでお得な気がすると思いますが(笑)、2度目以降の食いつき(乳剤と乳剤の接着)が甘くなりますので、壊れやすい版になりがちです。やはり、乳剤は薄く薄く塗るのが基本です。

4は、ゆっくり塗る方が厚くなります。これも上記3と同じです。

 

簡単に書いてもこれだけ微妙な関係があるのですから、ここまでお読みになって「あぁ~写真製版(感光剤使用)はめんどくさい!やっぱりシート貼っちゃおう!」って思われる方もいらっしゃると思います(笑)

では、このような「スクリーンに何らかの皮膜状のものを張り付けて版を作る」場合。

 

1.熱圧着ラバーシートをプレス機で貼る

2.グランド原紙などを熱圧着する

3.専用のシートを感「圧」接着する

 

さて、昔から「2」を使われている方はご存知かもしれませんが、「熱」を利用して張り付ける場合はスクリーンメッシュに「絹」そのものを選ばなくてはなりません。なぜかというと、テトロンやナイロンなどの合成繊維は熱で収縮するからです。

収縮するという事は、厳密にいうと出来上がった版の図柄は変形しているという事に他なりませんね(笑)

1色プリントや、位置的に離れた多色であれば目立たないので「良し」とされる方もいらっしゃると思いますが、毛抜き合わせのような色と色が接触している柄は、ずれます。

 

おまけに、一度熱圧着するとはがす事は出来なくなるので、そのスクリーンメッシュは使い捨てになってしまいます。

 

さて、3の感「圧」接着する場合は1・2のような事態は起きません。そして、使用後は剥がす事が出来るので、スクリーンメッシュは再利用できます。

 

そして写真製版との大きな違いを最後に書きたいと思います。

この様な「感熱」「感圧」でシート状のものを張り付けた版は、写真製版と違い、プリント面(被印刷物と接触する版の面)はスクリーンがむき出しであるという事です。

スクリーンメッシュは1インチに100本とか120本とかが密集しているので、細かいμの世界です。ですから、さほどの違いはないと思われます。思うでしょ?思いますねぇ(笑)

微かではありますが、これもプリントの際のエッジのシャープさに関係してきます。

 

という事はですが(笑)、最近見かける、サーマルフィルムを利用したダイレクト製版機という代物。これも片側がスクリーンメッシュがむき出しになっています。どちら側がむき出しになっておるか、よ~くご覧になってからお使い(購入)頂いた方が宜しいかと思いいます。

 

スタンスのホームページ

Web-Stance(ショッピング)のページ

 

過去の記事(ameblo)はこちら

 

 

 

 

 

 

に投稿 コメントを残す

風合いを柔らかくする方法

今日はシリーズからちょいと離れます。

 

これまた最近度々頂くご質問ですが、具体的には

『プラスチゾルインクで、水性インクの様に風合いを柔らかく仕上げるにはどうしたら良いのですか?』というご質問です。

 

この件にお答えする前に、少し説明しなければいけないのは、次の各点です。

1.水性バインダーにしろプラスチゾルインクにしろ、いずれにも『ラバータイプ』と「アンカータイプ(染み込み風)』があります。

2.そもそも、プラスチゾルインクのラバータイプよりも、水性バインダーのラバータイプの方が、仕上がりが『しっとり』しています。

 

これらを前提にですが、今回のご質問は(の多くは)プラスチゾルインクで水性アンカータイプの様に仕上げるには?という事なのですが。

 

逆にこちらから『(今までお付き合いしている業者からは)どの様に教えられたんですか?』とお尋ねすると

『レジューサーを添加しろと言われました』と、ほとんどの方がおっしゃいます。

それでも弊社に再度ご相談くださったんですから、それが不正解だったのは明白です(笑)

 

そりゃぁ当たり前です。それって、ただプラスチゾルインクを薄めただけですから。そもそも、水性バインダーのラバータイプを希釈しても、水性アンカータイプのバインダーにはなりません(笑)もともと違う樹脂(水性エマルジョン)を使用した別製品です。

そもそも、アメリカ・カナダのプラスチゾルインクメーカーには、れっきとしたアンカータイプの、というか水性のインクが用意されています。

そう言った状況をきちんと説明した上で、何らかの事情で(例えば、日本では需要が少ない為、輸入してもコスト高で実現できないとか)代用として云々(それにしても間違いは間違いです)であればまだしもですが。

ではどうすればよいのでしょう?

1.プラスチゾルインクに「柔軟剤」を添加して使用する

2.潔く水性アンカータイプバインダーを使用する

 

のいずれかです。

 

1.「柔軟剤」はその名の通り、インクの仕上がりを柔らかく仕上げます。

2.そもそも水性バインダーを使用すれば問題はないはずです(笑)

「水性バインダーは版を詰まらせる」という問題が頭からこびりついて離れないのかもしれませんが(笑)、版を詰まらせているのは貴方です(笑)と言うか、シルクスクリーン印刷をきちんと説明できない資材屋が版を詰まらせている(笑)

 

弊社はプラスチゾルインクも水性バインダーも、いずれも取り扱っているのでどちらの肩も持ちません(笑)

が、プラスチゾルインクのみを取り扱っている(というか、それしか取り扱う事ができない)業者の多くが「水性バインダーは版を詰まらせる」という表現を大げさに使用します(笑)

事実、ぞんざいな扱いをすると版は詰まります(笑)

しかし、なるべく版を詰まらないようにする方策は有りますし、基本に則った印刷をしていればそうそう簡単に詰まりません。

逆に言えば、「プラスチゾルインクは自然乾燥しないので、使い終わった版も、インクを乗せたまま保管ができます」なんて、訳の解んない説明をしないで欲しいのです(笑)

試しに、言われたとおりにやったら、版がどうなるか私は知っていますが、これ以上は書きません(笑)

 

スタンスのホームページ

Web-Stance(ショッピング)のページ

 

過去の記事(ameblo)はこちら

 

 

に投稿 コメントを残す

隠蔽性の違いはなぜ起きるかー被印刷物(シャツなど)の仮固定がきちんとしていない

「隠蔽性の違いはなぜ起きるか」シリーズですが、これまでの2つはこれまでもこのブログに度々書いてきた事です。そして最初に書いているという事は、多分(笑)中でも相当重要だからです。

 

シルクスクリーン印刷は、どのような被印刷物に印刷する場合でも、被印刷物をなんらかの方法で仮固定しなければなりません。

仮固定の方法は色々ありますが、一般に良く知られているのは、スプレータイプの接着剤によるものですが、他の方法を列挙すると以下のものがあります。

 

1.(スプレータイプの糊)

2.幅広の両面テープ

3.水性エマルジョンタイプの糊

番外.バキュームテーブル

 

番外のバキュームテーブルとは、ステンレスなどの刷り台の表面に均一に小さな穴が開いており、内部から空気を吸引して刷り台に被印刷物を吸着します。

この方法は、紙やPETフィルムなど、薄物を印刷する場合に使用されるもので、繊維製品の印刷には使用できません。

 

さて、1から3のどのタイプにしても、共通して言える事は、糊の成分は使用している間に、どんどんと劣化してしまうという事です。それも、相当早い。

特に1は商品によって糊の接着力の強弱はあるものの、綿100%ならいざしらず、ポリエステル100%はほとんど接着する事はできません。

また、水性バインダーならまだしも、プラスチゾルインクなどを使用する場合は、中間乾燥機などの影響でプリントボードが帯熱してしまいます。スプレー糊の多くは熱に弱く、接着力は極端に劣化します。

※逆に熱を加えることで接着力が増すスプレー糊もあります(ホットTAC)。

 

また、スプレー糊の一番の弊害は、室内のあちこちに飛び散り、知らず知らずの内にほこりなどがこびり付いてしまう事でしょう。

この点では、飛散の無い幅広の両面テープを使用するのも一考です。こういった商品にも粘着力の強弱がありますから、より粘着力の強いものを選ぶべきです。

ただ、これにも欠点があります。表面の粘着力が弱くなり、取り換える場合に、刷り板との接着力は弱まっていないため(むしろ熱で強くなっている場合もあります)、交換のために刷り板からはがすのに一苦労するという事です。

3つ目の水性エマルジョンタイプの糊ですが、塗る際に筋目が残らない様に気を付ければ、これが一番のような気がします。

ただ、惜しい事に、こういったタイプの糊は、効果が無くなっても糊の膜厚が減らない事です。一般的に「地張り剤」と呼ばれる商品がこれに当たりますが、こういったタイプの製品は熱に弱いものが多く、これは前述の通りです。

 

くどくど書いて来ましたが、仮固定がしっかりしていないと次のような問題が起きます。

イ)版離れが悪くなるため印刷の隠蔽性が足りなくなる

ロ)多色刷りがずれてしまい「毛抜き合わせ」はほぼ困難

ハ)印刷にムラが起きる

 

ここまでに解決法はなんら提示しておりませんが(笑)弊社の製品これらをすべて解決します。要は宣伝になってしまうので謙虚にしていたのでした(笑)

水性接着剤はこちら

PalletBondSuperはこちら

 

ちなみにアメリカの製品に「パレットボンド」という製品が有りますが、弊社の製品とは全く別物です(笑)

 

スタンスのホームページ

Web-Stance(ショッピング)のページ

 

過去の記事(ameblo)はこちら

 

 

に投稿 コメントを残す

隠蔽性の違いはなぜ起きるかースクリーンのテンションが足りない

お電話やメールでお問い合わせ頂いた場合に、説明に苦労するのがこの件です。

やり取りさせて頂くと「(テンションについては)大丈夫です!」とお答え頂く方が多いのですが(笑)現物を拝見していないので(笑)

本来は「テンションゲージ」という機材で正確に測定するのが正しいのですが、業者でもなければ必要ないものです(笑)「テンションが大切」と言っておきながら、こう言うのもなんなんですが(笑)

目安として、以下のいずれかに当てはまる場合、お使いの版のテンションが足りない事が予測されます。

 

1.某〇〇君の様に「枠にパッチンとはめる」

2.剛性のない枠を使っている。

3.張っているスクリーンが「ナイロン」

 

この結果、印刷の隠蔽性が足りなく感じられたり、プリントのエッジがシャープではなくなったりします。

また、インクの落ち(抜け)が悪くなるので、版の孔にインクのカスがたまりやすく、ゴーストが残ったり、水性では版詰まりが起きやすくなります。

※「プラスチゾルインクは自然乾燥しないので、版詰まりは起きません」という表現は間違ってはいません。ですが、版詰まりの改善・解消するためには、インクを変えるのではなく、版のテンションを改善し「インク返し」をするのが筋です。

※硬いインクは刷りずらい(確かにその一面は有ります)ので柔らかいインクを使う、というのは順序的に間違っています。まずは版のテンション・スキージの硬度を改善する事が先決事項です。

 

では、上の1から3を詳しく見ていきます。

1.パッチンとはめる構造なので、これはこれで諦める他ありません(笑)

この様な版構造は、シルクスクリーン印刷を簡易的に行うために考え出された方法ですので。フィルム上の感光剤を露光してから枠にはめるのと、テンションを保った版を制作した後で露光するという順序の違いですね。

2.剛性のない枠とはどのようなものを指すかですが。きちんとしたテンションで張られた剛性の「ない」(アルミ)枠は、歪みます(笑)2次元内で歪むのであればまだ良いのですが、こういった場合は大概3次元的に歪みます(笑)

歪む版枠は大概「プロが使う枠です」とか、とても抽象的な表現で販売されていたりするので(笑)具体的に聞いてから購入しましょう。アルミの厚みが1.2mm以上無いとプロが使う枠では無いと思って頂ければ間違いありません(笑)

3.スクリーンメッシュの素材も大切です。スクリーンメッシュには、「絹」「ナイロン」「テトロン」「ステンレス」が有りますが、現在の多くは「テトロン」を使用しています。

※「絹」はグランド原紙などをカッティングして、熱接着する場合に使用しますが、現在は激減しています。

※「ステンレス」は精密な印刷を行う場合に使用します。

※「ナイロン」は伸縮性に富んだ素材なので、テンションを「あまり」強くかけずに使用します。多くはほんの微かな曲面に印刷する場合に使用します。

本命のテトロンは「帝人」と「東レ」が共同で開発した繊維で、新しいナイロンに「似た」繊維の商標名です。

ナイロンより強く、適度な伸縮性と剛性を持っているので、長い間同じ張力がかかっても劣化が少ない繊維です。

 

私事ですが、ギターを少々嗜みます(ギターについて詳しくない方は??でしょうがお付き合いください)

高価なMartin(マーチン)のギターは私が弾いても良い音がします(笑)かたや、形を模した安物のギターはやはり「なんちゃってマーチン」の音がします(笑)これはGibsonや、Takamineのギターも同じです。

なぜ高価なのかを見ると「良い材料」を使って、良い技術を駆使して作られたからだと解ります。

自分の技術が向上したかのような錯覚を覚えます(笑)

ただ、高いギターばっかり買う事はできないので、中くらいの価格帯で我慢したりします(笑)

 

生来人まねが大嫌いな私ですので(笑)全然似ていないスフィンクスや、化け物かというようなドラえもんを作る国は大嫌いです(笑)

そのうち初毛ミクってキャラクターが出たりするんじゃないの?とか思っています(笑)

ただ高けりゃ良いってもんじゃありませんが、基本に沿った製品を使わないと、上手くいくものも上手くいかないって事ですね。

 

スタンスのホームページ

Web-Stance(ショッピング)のページ

 

過去の記事(ameblo)はこちら

に投稿 コメントを残す

隠蔽性の違いはなぜ起きるかー インク自体の隠蔽性が足りない

インクそのものの隠蔽性が足りない場合は、もうどうしょうもありません(笑)

水性バインダーでもプラスチゾルインクでも、インクというものは『樹脂+顔料』から成っています。このうちの樹脂が問題で、これに隠蔽性が無い場合、逆を言うと透明度が高ければいくら顔料を補充しても隠蔽性は増えません。

と言うか、インクは適正な樹脂の割合と顔料の割合からできあがっていますから、過剰に顔料を添加すると剥離割れの原因になります。

一般的に、樹脂の粘度が高ければ高いほど、インク単体の隠蔽性は高くなります。

水性バインダーで言うと、ラバータイプの方がアンカータイプ(しみこみ系)より隠蔽性が高く、プラスチゾルインクではオパシティー系の方が隠蔽性が高くなります。

ただ、どんなものにも「限度」が有ります。

 

シルクスクリーン印刷は何らかの方法で作った版の「孔」を通してインクを落とさなければならないので、やたらめったら濃いインクを探す事が出来たとしても(当然インクの粘度は高くなるので)版自体も適正でなければならなくなる訳です。

次回以降に書かせて頂く、版やほかの事柄とも関連してくるのですが「良い版」を使った上で、より濃度の高いインク。言い換えると、版や他の道具たちとのバランスを取りながら、より濃度の高いインクを探さなければなりません。

 

一例をあげると、某〇〇くんの版のように、フィルム状の感光剤シートを、枠に手張りするタイプは、版のテンションがまるで無いに等しいので、粘度の高いインクはなかなかスキット落とすことはできません。

逆に言うと、だからこそ専用のインクはあの粘度(低粘度)なのです。

ちなみに「某〇〇くんできちんとプリントできているんだからいいじゃないか。放っておいてください」という方は宜しいですが(笑)

 

シルクスクリーン印刷を始めてあまり長く経験を積まれていない方(特に最近始めた方)に多いのですが

「柔らかくて、かつ、濃いインクはどれですか?」

というご質問頂きますが、これまで書かせて頂いたことでお分かりかと思いますが、無理な注文です(笑)

そして、なぜ柔らかいのが良いのかお尋ねしてみると「硬いインクはおとしずらい」というお答えが返ってくるのがほとんどです。

これは次回以降にご説明させて頂く「版」を見直す事でインクを柔らかくせずともインクは落とせるという事をご理解いただけると思います。

 

スタンスのホームページ

Web-Stance(ショッピング)のページ

 

過去の記事(ameblo)はこちら

に投稿 コメントを残す

隠蔽性の違いは何故起きるか

これまで何度かお話ししてきている事ではありますが、いつもばらばらに書いているので纏めておきたいと思います。

頻繁に頂くご質問・ご相談ですが

「濃いインクをください」

「いくら重ねても下地が透けるんです」

という件。

 

1.インク自体の隠蔽性が足りない

2.スクリーンのテンションが足りない

3.被印刷物(シャツなど)の仮固定がきちんとしていない

4.版の感光剤の膜厚が足りない

5.スキージが硬すぎる

6.スキージストロークに問題がある

7.重ねる際に中間乾燥していない

8.実はブリード(再昇華)していた

 

ざっと書き出してもこれくらいあります(笑)

この中で、インク自体に問題をはらんでいるのは「1」だけです。

「濃いインクをください」という問い合わせを頂いた際に「このインクは濃いですよ」という販売店がいかに不親切か(笑)はたまた知識不足か(笑)

 

これら8つの詳細を一気に書くと笑える位の長さになるので、次回から分割払いで書いていきたいと思います。

 

 

スタンスのホームページ

Web-Stance(ショッピング)のページ

 

過去の記事(ameblo)はこちら

 

 

 

に投稿 コメントを残す

安心を売ります!

以前から書こうと思いつつ、しばらくしまっておきました。ここ最近痛ましい事件や、しょうもない事件が重なっています。

 

まず、某旅行会社と某輸送会社のバス転落事件。亡くなられた方、そしてご遺族の方の胸中は想像すべくもない事です。

そして、賞味期限切れの食材を転売していた、某廃棄業者。こちらは、正直「なんちゅー事してんねん!」(私は札幌生まれ、札幌育ちです)という思いです。

 

色々な報道がされていますから、ただただ私の思う事を書かせて頂きます。

まず、後者の件。この事件によって、どれだけの法人が傷つき、どれだけの人々(消費者)の心に不安が沸き上がっているか知れません。

これまで不通にスーパーで食材を購入していたものが・・・

 

そして前者の事件。輸送会社を信頼するとかしないとか以前に、そして某旅行会社を信頼するとかしないとか以前に。不通にチケットを購入して利用しただけなんですよ。

いつから、日本はこんなに不安だらけの社会になってしまったんでしょうね?

 

某有名経営者が次のようにおっしゃっています(筆者が要約)。

「企業は利潤を出さなければ存続することはできません。お客様に良かれと、価格を下げる事は良い事ですが、社員を幸せにできない会社が、お客様を幸せにする事はとうてい不可能です。適正な利潤を出し、そしてお客様を幸せにする企業を存続させる事が経営者の仕事です」

同感と私は思っています。

 

kyouwatemasu1

 

昨年の春、お得意先にTシャツプリンターを納入させて頂きました。国産「キョウワテマスH-66」です。

kyouwatemasu2-1

寸分の狂いもなく組立調整されているのでとても重い。

kyouwatemasu3-1

まだプリントボードは装着されていない状態ですが、ようやく搬入完了。

製造部長(普段は苗字で呼ばせて頂いているので肩書は定かではありません(笑))の許可を得て掲載させて頂きました。

部長曰く、キョウワテマスを選ぶ理由は

1.以前からこれを使っている(笑)

2.プリント時のズレが無い

3.要は安心(笑)

4、けど高い(笑)

 

弊社では勿論アメリカ製のプリンターも扱っています(中国製造のものは一切販売しません)。この部長にはホプキンス社製の6色機も使って頂きました。

「(アメリカ製プリンターの)マイクロアジャスターは便利。でも、キョウワテマスの方が安心(笑)部品も国産だからすぐ手に入るし。でも滅多に必要ないけど(笑)」

 

以前、別の社長がこうおっしゃった事があります。

「良いものは高い。良いものを「より(できる限り)」安く」なら解るけど「良いものを安く」なんて言う人は嘘つきだね(笑)」

その社長はこうもおっしゃってました

「インク1缶で売れるプリントの金額考えたら、値切ってたか坊に嫌われる方が嫌だよ(笑)インク売ってくれるとこ探さなきゃならんもん」

 

確かに「安いに越したことはない」です。でも、安心はお金じゃ買えないですね、きっと。

 

なんか今日は素晴らしい事を書いている気がしてきました(笑)

恰好良い事ばかり書いていると、写真を掲載させて頂いている部長や同社の社長に突っ込まれそうなんで先に書きます(このブログもFaceBookも見ていらっしゃるので(笑))。

その社長によく言われます。

「でもさぁ、手帳に書いて帰っても忘れ物しますよねぇ?」

「すいません。。。手帳に書いた事を忘れるか、書いたページが解らなくなっちゃって(涙)」

 

スタンスのホームページ

Web-Stance(ショッピング)のページ

 

過去の記事(ameblo)はこちら

に投稿 コメントを残す

「シルクスクリーン印刷」とは1

「シルクスクリーン印刷」と言うと、皆様はまず最初に何を思い浮かべるでしょう?

 

道具としては「〇〇くん」でしょうか?

印刷された製品(商品)としてはTシャツですか?

 

シルクスクリーン印刷を一言で言い表すと「孔版印刷の1種」となります。

では、何故「1種」なのでしょうか?

インクが通る道を必要な部分にだけ作り、そこからインクを通して印刷する技法を「孔版印刷」と言いますが、シルクスクリーン印刷はまさに「孔版印刷」ではなかろうかと思われます。

しかし、シルクスクリーン印刷を正確に表現すると以下のようにならなければなりません。

「孔版を通してインクを通す際に、版と被印刷物との版離れとインク返し(孔へのインクの充填)を利用して、できうる限り多く通過させる。そして、インクが通過する際には、インクを内部回転させ印刷ムラを最小限に抑える手法」

なんと長々とした説明でしょうか(笑)でも、これが正解。

時々「インクを塗る」という表現をされる方がいらっしゃいますが、シルクスクリーン印刷は「インクを落とす」もしくは「通す」という表現が正解でなくてはなりません。

シルクスクリーン印刷に携わっている方が初期の段階で躓く原因は、概ねこのシルクスクリーン印刷の原理原則の部分が大きく関わっています。

特に、繊維製品など、被印刷物の表面の平滑性があまり無い材料への印刷は、その材質の非平滑性に加え、使用するインクの粘度・性状によって、印刷ムラや印刷エッジの滲みなどの問題は起きずらく見えます。

しかし、非繊維製品(木・金属・PVC等など)に刷るインクは粘度が低く、加えて材質の平滑性ゆえに、印刷ムラや印刷エッジの滲みを絶えず気にかけねばなりません。

シルクスクリーン印刷の必要条件を要約すると以下のようになります。

「適度なテンションを持った刷版により、版離れを実現する」

他にも被印刷物に適した(密着する)インクを選定しなければならなかったり、インクを落とす際に使用されるスクゥイージィの硬度など、大切な要件が有りますが、シルクスクリーン印刷の一大要件を「まず」満たさない場合には、後々様々なトラブルが起きる可能性を秘めることになります。

逆に言うと、トラブルが起きた際にはこの点に戻ってみることが大切です。

 

「べったり版をくっつけていても綺麗にすれているよ」とか

「インク返しなんかしないよ。熱乾燥インクだから版はつまらないし」

とおっしゃるのであれば、それはそれで良いのです(笑)

ただ、シルクスクリーン印刷の原理を理解しないで、資材や機械を販売する業者は信頼に値しません(笑)

 

「綺麗に刷れている」かた正しい方法、なのではなく、正しい方法を理解して刷っているから綺麗になるのであり、

「版が詰まらないから」正しい方法、なのではなく、正しい方法を理解して版を使用しているから詰まらない、

のでなくては、いつかトラブルが起きた時には全く対処ができない事になります。

 

「なかなか濃い印刷ができない・・・」と悩んで、インクをあれこれ探した事が無いでしょうか?

正常なテンションで張った版を使い、版離れを意識してセットし、インク返しをしたプリントで印刷されるインクの膜厚は

版の膜厚(スクリーンの厚み+感光剤の厚み)の2/3程度です

 

それに比べて、テンションが足りない版をベタ置きで、インク返しをせずに印刷された膜厚は

版の膜厚(スクリーンの厚み+感光剤の厚み)の1/2以下になります。

たった1/6の違いですが、100枚プリントすると、どれだけのスキージストロークの違いになるでしょう?

また、ここを改善せずにどんどん新たなインクを勧められ購入すればよいのでしょうか(笑)

 

資材屋が言う事ではないかもしれませんが(笑)資材屋ばっかり儲けさせる事になりかねませんね(笑)

 

スタンスのホームページ

Web-Stance(ショッピング)のページ

 

過去の記事(ameblo)はこちら