お電話やメールでお問い合わせ頂いた場合に、説明に苦労するのがこの件です。

やり取りさせて頂くと「(テンションについては)大丈夫です!」とお答え頂く方が多いのですが(笑)現物を拝見していないので(笑)

本来は「テンションゲージ」という機材で正確に測定するのが正しいのですが、業者でもなければ必要ないものです(笑)「テンションが大切」と言っておきながら、こう言うのもなんなんですが(笑)

目安として、以下のいずれかに当てはまる場合、お使いの版のテンションが足りない事が予測されます。

 

1.某〇〇君の様に「枠にパッチンとはめる」

2.剛性のない枠を使っている。

3.張っているスクリーンが「ナイロン」

 

この結果、印刷の隠蔽性が足りなく感じられたり、プリントのエッジがシャープではなくなったりします。

また、インクの落ち(抜け)が悪くなるので、版の孔にインクのカスがたまりやすく、ゴーストが残ったり、水性では版詰まりが起きやすくなります。

※「プラスチゾルインクは自然乾燥しないので、版詰まりは起きません」という表現は間違ってはいません。ですが、版詰まりの改善・解消するためには、インクを変えるのではなく、版のテンションを改善し「インク返し」をするのが筋です。

※硬いインクは刷りずらい(確かにその一面は有ります)ので柔らかいインクを使う、というのは順序的に間違っています。まずは版のテンション・スキージの硬度を改善する事が先決事項です。

 

では、上の1から3を詳しく見ていきます。

1.パッチンとはめる構造なので、これはこれで諦める他ありません(笑)

この様な版構造は、シルクスクリーン印刷を簡易的に行うために考え出された方法ですので。フィルム上の感光剤を露光してから枠にはめるのと、テンションを保った版を制作した後で露光するという順序の違いですね。

2.剛性のない枠とはどのようなものを指すかですが。きちんとしたテンションで張られた剛性の「ない」(アルミ)枠は、歪みます(笑)2次元内で歪むのであればまだ良いのですが、こういった場合は大概3次元的に歪みます(笑)

歪む版枠は大概「プロが使う枠です」とか、とても抽象的な表現で販売されていたりするので(笑)具体的に聞いてから購入しましょう。アルミの厚みが1.2mm以上無いとプロが使う枠では無いと思って頂ければ間違いありません(笑)

3.スクリーンメッシュの素材も大切です。スクリーンメッシュには、「絹」「ナイロン」「テトロン」「ステンレス」が有りますが、現在の多くは「テトロン」を使用しています。

※「絹」はグランド原紙などをカッティングして、熱接着する場合に使用しますが、現在は激減しています。

※「ステンレス」は精密な印刷を行う場合に使用します。

※「ナイロン」は伸縮性に富んだ素材なので、テンションを「あまり」強くかけずに使用します。多くはほんの微かな曲面に印刷する場合に使用します。

本命のテトロンは「帝人」と「東レ」が共同で開発した繊維で、新しいナイロンに「似た」繊維の商標名です。

ナイロンより強く、適度な伸縮性と剛性を持っているので、長い間同じ張力がかかっても劣化が少ない繊維です。

 

私事ですが、ギターを少々嗜みます(ギターについて詳しくない方は??でしょうがお付き合いください)

高価なMartin(マーチン)のギターは私が弾いても良い音がします(笑)かたや、形を模した安物のギターはやはり「なんちゃってマーチン」の音がします(笑)これはGibsonや、Takamineのギターも同じです。

なぜ高価なのかを見ると「良い材料」を使って、良い技術を駆使して作られたからだと解ります。

自分の技術が向上したかのような錯覚を覚えます(笑)

ただ、高いギターばっかり買う事はできないので、中くらいの価格帯で我慢したりします(笑)

 

生来人まねが大嫌いな私ですので(笑)全然似ていないスフィンクスや、化け物かというようなドラえもんを作る国は大嫌いです(笑)

そのうち初毛ミクってキャラクターが出たりするんじゃないの?とか思っています(笑)

ただ高けりゃ良いってもんじゃありませんが、基本に沿った製品を使わないと、上手くいくものも上手くいかないって事ですね。

 

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