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スクリーンメッシュは同じ番手でも違いがある

スクリーンメッシュは番手さえ同じであれば、どんなもにでも大丈夫と思っていませんか?

  1. 素材によって、露光後の伸縮で経年誤差が生じる
  2. 素材の伸縮性の違いで、オフコンタクトに違いが生じる
  3. メッシュの素材・線径の違いで、様々な違いが生じる

今日は、3についてお話しします。

良く言われる「120メッシュ」とか「100メッシュ」とか、こういった数字は1インチ(大凡2.5cm)の間にフィラメント(モノフィラメントのスクリーンの場合、1本1本の糸)が何本存在するか、という事ですね。
存在する糸の本数が多い方が、当然糸と糸との間隔が狭くなり、印刷結果ジャギー(ガタガタ)が少なくなります。解像性が良くなる訳ですが、反面、落ちるインクの量は少なくなります。

線径(ミクロン) オープニング(ミクロン)
120S 48 164
100S 54 200

上表は、ある有名メーカーのスクリーンメッシュの規格です。
線径は6ミクロン、1000分の6ミリメートルの違いしか有りませんが、これが100と120のジャギーの違いです。

ん?数字の後ろに続くアルファベット「S」は何でしょう?

では、次の表です。

線径(ミクロン) オープニング(ミクロン)
120S 48 164
120M 54 158
120-64 64 148
120-HD 80 132

同じ120メッシュにも色々な線径・オープニングのものが有ることが解ります。最初の表と見比べて頂ければ解るとおり、100Sと120Mは線径はまったく同じです。と、言うことは同じ柄をプリントすると同じようなジャギーが出るという事です。
逆にオープニングは100Sの方が大きいので、120Mを使うのならいっそ100Sを使った方が良い位です。

ここまでお読み頂いて、中には「6ミクロンって、6/1000ミリでしょ?たかが」と思われた方もいらっしゃるかと思います。

  • いくら刷っても隠蔽性がでない
  • 金や銀を刷ると印刷部ではなく、版にキラキラが残る

など、他の部分で改善の努力をしてもなかなか問題が解決しない場合があります。

海外の通販サイトで販売されているスクリーンメッシュ(枠に張り付け済みも含め)は、この「線径」や「オープニング」を明記しているサイトは「ほぼ」皆無です。
そこから購入する際は、これらを覚悟しなければならないという事と、海外サイトから購入して国内で販売している販売店には、これらを確認しても無駄だという事でしょう(笑)

 

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スキージの長さ

瞬く間に忙しい時期になってしまい、ほとんど更新できずにいました。

ちなみに本日の札幌の気温は26度です。北海道人の感覚ではとても暑いです。仕事中車の中はエアコン・ガンガンです(笑)

皆様、スキージの長さはどのように決めていますか?

「そんなもの、プリントの巾より2~3cm長ければ良いぢゃん!」

って感じでしょうか?

でも、ベタが大きいプリントをすると、両端が少し濃く、若しくは薄く印刷されるんではないですか?
まぁ、プリントする色にも依りますが、まっとうな版を使って、まっとうな方法で印刷するとこんな問題が起きてしまう事がままあります。

「まっとうな」というのをいつものように少しお話しすると、

  • きちんとしたテンションで張られた版
  • ワーク(被印刷物)と版にオフコンタクト(隙間)を取る

という事ですので、緩い版でベタ置きで印刷している場合は、このような問題は一切起きません。ただ、その他の災いが沢山起きると思いますが(笑)

スキージブレード(ゴム)は、版に張られたスクリーンメッシュに押しつけられた分、たわんで少し寝てしまうのは当然ですが、その両端はより強い力でスクリーンメッシュに引きつけられるため、中央部分より大きく寝てしまうものです。

また、スキージの両端の角が一番強く版膜に当たってしまうため、刷数によってはスキージの両端が通過するあたりの膜面がいつか壊れてしまう事もあります。

こんな事を無くすため、スキージの両端をやすりか何かで削り落として使用するのも一手です。

余談ですが、ベタ置きでも、オフコンタクトを取ってプリントしても、同様に左右が濃く、中央部分が薄くなる場合もあります。

「スキージ圧」が高い場合、折角均一に落ちたインクをスキージブレードが搔き取ってしまう場合が有ります。プリントのエッジは感光幕がスキージブレードを支えているので、落ちたインクはそのまま残存(プリント)されます。一般的に、水性バインダーに比べて粘度が高い(硬い)プラスチゾルインクを使用する場合に多く起きがちになります。

 

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