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スキージの選び方

どうでも良さそうで、本当は大切な道具が「スキージ」です。

 

シルクスクリーン印刷の大切な原理に「版離れ」が有りますが、被印刷物に版をべた置きして印刷してしまうと、版と被印刷物に隙間(オフコンタクト)がゼロなのでスキージを寝かせようが立てようが、印刷結果にほとんど影響を及ぼしません。

と言うか、インクの種類・粘度によっては滲みまくります(笑)

本来のシルクスクリーン印刷の原理から版と被印刷物は隙間を開けねばなりません。

版離れの原理を利用する事で、次のような現象を防ぐ事が出来ます。

 

・印刷エッジの滲み・ぼやけ

・スクリーン孔へのインクの残留=版詰まり・印刷濃度の低下

・印刷ムラの防止

 

今回はスキージの事について書こうと思っているので、上記3つの詳細は後日に回したいと思います。

さて、オフコンタクトを取る事によって、スキージの硬さによって(以下、印圧・アタック角度が同じとすると)印刷結果も変わってきます。

単純に印圧が高いほど、スキージが柔らかいほどインクは多く通過して滲みやすくなります。

逆に、印圧が低いほど、スキージが硬いほどインクは少なく通過してカスレ易くなります。

これは、前述の場合スキージゴムのアタック角度が深くなるためで、後述の場合はアタック角度が浅くなるためです。

 

人はマニュアルな生き物ですから、毎回毎回正確無比に同じ角度で刷れる訳ではないんですが、プリンターや身長などなどの条件で、スキージ本体の角度は大凡同じになります(でないと疲れやすくなったり、悪い時は腱鞘炎になりやすくなります)。

毎回毎回、全く同じ柄(ベタが多い場合や少ない場合がありますよね?)を刷るわけではないでしょうからスキージの硬さを調節する事がいかに大切かはお分かりになるかと思います。

さて、最後に一番大切な事をお話しします。

 

スキージのゴムは遅かれ早かれ劣化します

 

劣化=硬化ですので、インクを落としづらくなるという事になります。

また、極端な話をすると、スクリーンメッシュとの摩擦で摩耗すると、インクは多く落ちやすくなります。スキージエッジがシャープではなく丸まるとこうなります。

 

いずれにせよ、長持ちする(劣化の遅い)スキージゴムを使用した方が結果的に経済的で、印刷品質も一定に保つ事が可能になります。

 

私がアメリカ&中国から輸入したゴムは、いずれも3~6ヶ月くらい放置しただけでカチンカチンになってしまいました(笑)

 

 

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シルクスクリーン印刷・最近の傾向

「シルクスクリーン印刷の道標」の始めにあたって、この業界の現況について。

シルクスクリーン印刷の特徴として「同じ印刷を多く刷れば刷る程コストが下がる」事が挙げられます(勿論、特徴は他にもあります)。

ですので、シルクスクリーンを専業で営んでいる事業者様が、下請けの形で印刷する場合が多く、これまでは印刷から販売まで一貫して行ってる方は少なめでした。

というのも、シルクスクリーン印刷はどのような素材(形状には制限があります)にも印刷(密着)できるという特徴がありますが、これは逆に言うと、相当多種のインクを用意しておかねばなりません。また、適用するインクを選定する知識と経験を必要とします。ですので、印刷は印刷屋、販売は販売屋という場合が多かった訳です。

もう一つの特徴として、シルクスクリーン印刷に取り組む上で、初期導入コストが他の印刷形態、例えばオフセット印刷などが数千万円から億円単位でかかるのに対して、シルクスクリーン印刷の場合は、かかっても数百万円で済むという事が挙げられます。

こういった特徴から、比較的新規参入のし易い状況であり、これまで外注していたが内製化する事で製品のコストを下げたいという方。また、デザイン志向の方がご自身のデザインを世に問うため、自らシルクスクリーン印刷を行いたいという方。こういった方々が最近は徐々に増えています。

しかも、驚かされる事に、突然(前触れも無く)弊社までお越し頂き『Tシャツにプリントするインクを下さい』とおっしゃる方が時々いらっしゃいます。良く良く伺ってみると

 

1.近所の人が町内会のTシャツを作るため業者を探していたので、自分が刷ってあげると請け負った。

2.シルクスクリーン印刷に関しては、ネットで動画を見ていて知っているから刷れます。

3.印刷する枚数は200枚です。

と、こうおっしゃいます。最後には『良いこずかい稼ぎになると思ってます』

 

これは極端な例ですが、いかにも「シルクスクリーン印刷は大した知識も技量も必要とせず簡単だ」という間違った認識も多く見られます。

個人で楽しんでいる方も多く、特にデザイン系の専門学校様や大学にはシルクスクリーン印刷の講座を開講されているところもあり、生徒さんや卒業生の方々は、コストよりも完成品の風合いを重視していらっしゃいます。

 

デフレ経済になって久しい日本ですが、最終製品が完成するまでのコストを最小限にする。その為には、比較的コストのかからないシルクスクリーン印刷は最適なのかもしれません。

 

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少ないご要望にお応えして

ブログを自前サーバーに移行して数日。

以前の記事はそのままアメブロに残してあります。バックアップして、こちらにも掲載すると「ダブルポスト」でGoogleに悪い評価を付けられる恐れがあるので(笑)

という訳で、読者の皆様にはしばらく煩わしい思いをさせてしまいますが、どうかご容赦ください。

さて、お問い合わせ頂く際に「シルクスクリーンの書籍を教えて頂けませんか?」というご要望が多々あります。

特にこれからシルクスクリーンプリントを始められる方に多いのですが。現在出版されている書籍は数冊で、仕事柄私は所持していますが、何せ出版年月が古すぎたり、内容がホービーに寄り過ぎていて、あまり役に立つものではありません。

と言う訳でネットの登場となる訳ですが、専門家の私から見て「いただけない」動画が多すぎです。

自前サーバーですので忌憚の無い意見をお話しすると(笑)良く言えば

「シルクスクリーンって、こんなに簡単にできるんだぁ」と思わせてくれるような動画が多い。

それはそれで素晴らしい事なのですが、ただ製品の良い所ばかりが強調されすぎていたり「これを買えば万全です」みたいな箇所が多すぎるように思います。

現に、弊社へのお悩み相談に「〇〇を買ったんですが、上手くいかなくて教えてくださいませんか?」ってパターンが多いのです。

買う前は対応が素晴らしいのに、その後に困った事を問い合わせても電話にすら出ない、って話を聞いたりします。

 

そんな折、お客様から「スタンスさんももっと製品しょうかいをYouTubeに載せれば良いのに」とお勧めいただきますが

 

1.文章は書けても画像・映像加工の能力が皆無(笑)

2.根が正直なので製品の良い所をクローズアップした宣伝ができない(笑)

ので、弊社のプロモーションは専らこのブログのみとなります(笑)

 

という訳で重い腰をヨッコラせっと持ち上げます。

と言ってもいきなり出版社に駆け込むとか(笑)いきなりePubで電子出版を目論むとか(笑)無謀な事は致しません。

 

いつもと同じ(笑)このブログに、カテゴリーを「スクリーン印刷への道標(みちしるべ)」として書き綴っていきます。

ちなみに「大凡」無料です(笑)

たぶん、とっても高度な話とか(笑)内容が過激すぎて無料ではお見せできないとか(笑)、様々な理由で有料になる場合もあろうかとは思います。そのうち(笑)

そんな時が来たら、ショッピングサイトでPDFをダウンロードしていただく形にでもさせて頂きます。いつになるか解りませんが(笑)

 

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ひとつだけの例外【緊急】

昨日判明した情報をたった速報させて頂きます。

プラスチゾルインクに添加して撥水生地にプリント可能にできる「ナイロンボンドエージェント」
つい最近、米ユニオンインクの該当製品の容器が変更になりました。

n_bond2

ナイロンボンドに関しては、何度かブログでご紹介させて頂いていますが、容器の変更についてが【緊急】な訳ではございません。

整理してお話しますと、現在確認させて頂いている内容としては

Wilflex(米Poly-One社)・Union(米Union社)・Excalibur(カナダLancer社)のプラスチゾルインク(低温硬化型)は米Union社のナイロンボンドエージェントを使用して撥水生地に密着させることができます。

が、Rutlund・QCM(米RutLand社)のプラスチゾルインクは、RutLand社のナイロンボンドエージェントのみしか効果が認められません。

いずれのナイロンボンドも主成分は「イソシアネート」であり、イソシアネートは空気中の水分に反応して硬化します。
詳しい仕組みについては、以前下記のアドレスの記事でも詳説させて頂きました。

http://ameblo.jp/print-web-stance/entry-12079342994.html

再度、簡潔にご説明すると、プラスチゾルインクをナイロン(撥水)生地に密着させるためにはナイロンボンドが必要であり、そのナイロンボンドはプラスチゾルインクの組成によって、イソシアネートの含有率を変えなくてはいけないという事です。

ただし、上記のようにナイロンボンドはイソシアネートの含有率によって劣化の速度が著しく早いという事です。

現在、Unionのナイロンボンドエージェントは、特に容器の開け閉め(空気の入れ替わり=水分の補給)を繰り返すことで特に劣化します。
しかし、RutLand社のナイロンボンドエージェントは容器の開け閉めをしなくても2~3ヶ月後には、完全劣化(凝固)してしまうという【メーカーの説明】をもらいました。

以前お話ししたかどうかわかりませんが(笑)

弊社に3日連続して別の3人の方々からご相談を頂いたことがあります。

「QCMインクに(そのお店で購入した)専用のナイロンボンドを入れてプリントしたのに剝れてしまいました」

この内のある方は、数百枚を収めたところからクレームとなってしまったそうです。

この方は色々お話をお聞きした上で、ExcaliburインクとUnionのナイロンボンドをご購入いただきました。その後の話では、何事もなく順調にお使いいただいているそうです。

 

そもそも、メーカーが2~3ヶ月で劣化してしまうと言っている商品が、なぜ日本で流通できるのか?不思議です(笑)

 

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お引越しの準備

北海道はようやく冬らしくなってきました。これまでは雪がとっても少なくて「雪まつり用の雪は大丈夫?」と思われるほど降雪量が少なかったんですが、やっぱり辻褄を合わせるように、大量の雪が降りだしています(笑)

で、こんな時期にタイトルのような暴挙に・・・・出る訳はございません(笑)

実際のところは、これまで当ブログ「たか坊のブログ」は無料の「ameblo」を使用して運営しておりましたが、たか坊が悪戦苦闘の上(笑)WordPressを使って自前サーバー上に構築しようという訳です。

なぜこのような事を思い立ったかというと。。

1.amebloは記事のバックアップ方法が用意されていない(別のソフトを探して使えば可能です)。
2.どうも個人の趣味のページに見えている気がする(笑)
3.amebloを自前サーバーのブログに変更するとアクセスがアップする、というような話をどこかで聞いた覚えがある(笑)
4.すこし恰好良くしたくなった(笑)

という事です(笑)

amebloはところどころに制約がありますので、これで自由奔放に書くことができるってもんです(笑)

という訳で、本日はお引越しして最初のご挨拶だけとなりますが、ブックマークして頂ければ幸せです。
ちなみに、過去の記事はしばらくの間そのままamebloを残し、状況を見てこちらにお引越しさせますので宜しくご愛顧のほどお願いいたします。

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