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新たな試み始めました

この数年、継続的にお問い合わせやご相談を頂く方から
「こちらに来て、講座を開いて頂けませんか?」とか
「本にして出版して頂けませんか?」とか、少し無謀な(笑)ご要望が増えてます。

そんなん、無理です(笑)

という訳で、ホームページ上にたか坊の「解りやすいシルクスクリーンプリント」というページを作りました。

これまでも、何度かブログ上で連載的に書いていこうとは思ってはみたのですが、いつも途中で他の話題に行ってしまい(笑)そのうちシリーズものを書いていたのを忘れてしまいます(笑)

という訳で、新たなページでは、シルクスクリーン印刷の基本的なところから順を追って説明していきたいと思っています。

ご覧頂くとわかる通り、基本的には勿論無料でご覧いただけます。という事は、一部有料になる気がします(笑)
まさか有名作家でもないあたくしが(笑)有料にするのですからとってもお安い気がしています(笑)
多分、読んでみたら「こんなのが100円かよ!」とかそんなレベル(笑)

でも、有料にする分、無料では書けないことも書いちゃう気もしています(笑)

まあ、有料でも入手したいなんて思うのは、きっと弊社の事を気に入って頂いている方や、ほんとうに気まぐれな方(笑)だと思いますが。

無料部分だけでも有意義なページにしていくつもりではありますので、ほんの少しだけご期待ください(笑)

 

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染み込み風インクの水性とプラスチゾルインク

今回の記事は努力作です(笑)

なんと動画が見られます(笑)

まずはご覧ください。

 

染み込み風インク1

染み込み風インク2

 

何故このような動画を作ったのかと申しますと

  • プラスチゾルインクで水性染み込み風のプリントができないでしょうか?というお問い合わせが多い
  • けど、世の中には間違った認識が散在している
  • おまけに、プラスチゾルインクは本当に油性?

という、結構このブログのネタの宝庫だからです(笑)

動画をご覧頂くと、2つのベース剤に顔料を加えて攪拌しています。
これって、片方が水性アンカー(染み込み風)バインダーで、もう一方が風合い柔らかなプラスチゾルインク・ベースです。
そして、添加している顔料は水性顔料(P)シリーズの紅赤。

どちらも完全に混じりあっています。

プラスチゾルインクを使用した版は水道水のみで綺麗に洗い流す事はできませんし、印刷中に衣服に不覚にも付着してしまった場合も濡れ雑巾では綺麗にする事はできません。多くの方は、何らかの溶剤で清掃していらっしゃるのかと思います。
「だから、プラスチゾルインクは油性」というのは早計という物です。

水性と油性の違いは、大雑把に言って(笑)主成分が水か有機溶剤かです。
プラスチゾルインクの主成分はPVC(塩ビ)です。極端な話、プラスチックの板やご家庭にある電源の延長コードとおんなじです。
硬さが違うのは、そのほかに含まれている「可塑剤」の量や種類が違うからです。

もう一度伺います。
プラスチゾルインクは水性ですか?油性ですか?

「だって、水で洗い流せないじゃん!」と言い張る貴方(笑)
こちらのページをご覧頂ければ、水洗いできるようになる材料がちゃんとございます(笑)

今一度伺います(しつこい)
プラスチゾルインクは水性ですか?油性ですか?

実は、どっちでもいいんですが(笑)、溶剤を使用せずに水洗できる方が良い理由があるのです。

使用した版のインクを清掃する際に有機溶剤などを使用すると、感光乳剤でおおわれている部分はまだしも、スクリーンメッシュがむき出しになっている部分、要はインクが落ちる部分に有機溶剤が付着します。
版の感光膜を剥離してから違う版を露光する前に、きちんとスクリーンメッシュから脱脂していますでしょうか?

こう言っているという事は、そうです、感光剤を塗布する前に、スクリーンメッシュは完全に脱脂しないと、版が壊れる要因になります。
ついでに申し上げると「私はアルコールで拭きあげているから大丈夫」なんて思っていらっしゃるあなた。
アルコールは尚悪いんです。
もひとつついでに申し上げると、弊社オリジナルと同様の水洗を可能にする薬剤が海外に御座いますが、これらには「テルペン」が含まれています。テルペン油などという位ですから油性です(笑)

まぁ、水道水で洗い流したにしても、手指の油とかが付着する可能性もありますから、スクリーンメッシュは使用前に脱脂するのが原則です。

話の順が逆になりましたが、動画の通りプラスチゾルインクにも染み込み風のプラスチゾルインクがあります。
勘違いして頂きたくないのですが、これはラバータイプのプラスチゾルインクをレデューサーなどで希釈したものではないという事です。

水性バインダーの場合もそうですが、ラバーバインダーは専用の樹脂、アンカー(染み込み風)バインダーも専用の樹脂でできていて、けっして水で薄めている訳では無いのです。

確かに、ラバータイプのプラスチゾルインクに大量のレデューサーを添加すると、そりゃぁ薄まって染み込み風「みたく」なりますが、乾燥時間も大量に多くしなければなりません。メーカーの保証外ですから。

動画内の染み込み風プラスチゾルインク(L-Sinks Adhisive)は名前は添加剤ですが、

L-Sinks Adhisive+水性顔料(P)でプリントインクができあがります。

もし、L-Sinks Adhisive が油性であれば、「水性」顔料は分離するはずですがきちんと混合します。

プラスチゾルインクをメインでお使いになられている方で、淡色生地にプリントする際に水性のように風合い柔らかなプリントがしたい場合に重宝すると思います。

 

蛇足ですが、お持ちのプラスチゾルインクが正しい製品であれば、弊社の水性顔料(P)は確実に混合します。

 

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いつまでも終わらない、ブリード(再昇華)の悩み

とっくに冬が終わり、春の終わりが近づくと、毎日が段々忙しくなってきます。ウエアー、特にTシャツポロシャツ関連は夏が本番ですから、我々資材屋もこの時期になると忙しくなってくるのです。
同時に、ご質問やご相談の件数も莫大になってきます。

で、ここ最近、ほぼ同じ内容のご相談が続くのでご説明させて頂きます。

「プリントして熱乾燥したらボディの染料がブリード(再昇華)しちゃうんですよね。で、『このインクでばっちりです!』と言われたので購入してプリントしたら、ブリードの塩梅はだいぶ良くなったのですが。結果、お客様から『(プリント部分が割れて)剥がれたぢゃないか!』とのクレームがおきまして・・・・・」

そもそもブリード(再昇華)してしまうボディにたいして、ブリードを完全になくす方法は有りません!

反応染料など、繊維と化学反応させて着色している場合はともかく、現代のポリエステル生地の多くは「個体から気体に熱によって変化させる」ことで繊維に着色しているからです。
「ぢゃぁ、熱をかけなければ良いんでしょう?」というのも、ブリードの時期を遅らせているだけ(出荷するまでの間は再現しない)で、後々ブリードは現れます。それは、使用しているプリントインクには接着力があるからで、その接着力染料を繊維から引き剝がしてしまうからです。

ですから「このインクでばっちりです」と言う意味は私には解りませんし(笑)
上記でご説明した内容を知っててそう言う方の人間性も解りません(笑)
また、インクが割れて剥がれたという状況から、あくまで推測ですが、そのインクには相当過大な顔料が含まれているのではないかと思います。染料とインクの粒径を比較すると、顔料はとてつもなく大きいので、インクの樹脂にいくら顔料をたくさん入れても、小さい染料はその隙間をいともたやすく通り抜けてしまいます。

ですから、ブリードへの正しい対処法は

  • 事前にテストプリントして、そしてテストプリントは無理としても、お客様にブリードの可能性をご説明しておく
  • ブリードが好ましくなければ、他の(綿100%など)素材のボディをお勧めする
  • ボディメーカーに品質向上を切に訴える
  • 親切な資材屋を見つけて相談する(笑)

です。

 

さて、でもやっぱり「なるべくブリードしないようにするにはどうしたら良んでしょう?」

という事で、プラスチゾルインクを使用してプリントする場合の弊社のお勧めです

  1. BlockOutSuper(添加剤)を混合する
  2. AHOI(耐再昇華インク)を使用する
  3. 上記1と2を混合する

1に関しては、どのプラスチゾルインクにでも大丈夫かどうかはお問い合わせください。
もともとExcaliburインクに最適化していますから、それ以外のメーカーは少し効果は落ちます。

そして、2ですが、AHOIインクはこれまで「」「」「」の3色しかご用意していませんでした。
特に、この3色のプリントインクの需要が多く、またその他の色は都度作るにはコストがかかりすぎていたためです。

そこで、今回AHOIインクに「クリア」いわゆる透明をご用意いたしました

「クリアじゃ使い道ないぢゃん!」と言わないで下さいね(笑)以下のように応用してください。

  • 印刷部分すべてに下引きする
  • AHOIクリアに水性顔料を添加して色々な色のプリントインクを作る

下引きする場合も、仕上がりが透明ですから、重ね刷りの際の微かなずれもほぼ目立ちません。
これまでもClognonインクという物があったのですが、色がグレーだったのです。

また、水性顔料を添加する事で、ほぼ無限の色数を作れることになりますが、1点だけ注意しなければなりません。
この場合だけ、ナイロンボンドを添加してコーチジャケット(弱撥水生地)などにはプリントできません。
なぜなら、ナイロンボンドは水分に急速に反応してゲル化してしまうため、水性顔料と反応してしまうからです。

最後に、遅ればせながらですが(笑)Web-Stanceにてお買い物をして頂くと、弊社職員が丁寧に梱包して発送させて頂きます(笑)
左が梱包状態で、右が日本郵便で発送する直前の状態です。

  

 

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