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全く同じ内容のインクのお悩み相談が連続で・・・

新年が明けてまだ1ヶ月も経っていないのに、ほぼ同じ内容のご相談が連続で4件以上も来ています。

最初のうちは「またあそこかよ(笑)」などと思っていたのですが、こうも全く同じご相談だと捨て置く事はできません。弊社に連続4件の同じご相談ですよ。という事は、これの数倍、いやひょっとしたら数十倍の方が同じ事で悩んでいらっしゃるかもしれないので、具体的に書きたいと思います。

 

ではまず箇条書きで

1.インクが剝がれます。若しくはそんなに期間が経っていないにも関わらず、印刷面のインクがひび割れてきます。

2.皆さんほぼ次の写真(あえて加工してあります)の乾燥機を購入しています。

3.設置の際に「機械の設定は絶対に変えないで下さい」と言われています。

4.この業者からインクを購入しています。

5.前記のトラブルが発生したので問い合わせると

「変ですねぇ、そんなはずないんですけどねぇ」とか

「お客様(プリントを発注した方)とやり取りして解決してい

くしかないですよ」

と言われてお仕舞。

6.ひどい場合は、以後連絡が貰えなくなる。

 

まず、私がこの立場だったらどうするかをお話します。

速攻で、インクを返品し返金を求めます

 

この乾燥機はメーカーに確認した所(つたない英語なのでそれなりに苦労しました(笑))、

「正常な(プラスチゾル)インクであれば、スピードコントローラー及び温度コントローラーを調整して頂ければ、完全乾燥します。」

との事でした。

実際、メーカーの動画を拝見しても(作為なく作った動画と思います。立派なメーカーですから)、放射温度計を使用した正式な乾燥方法で紹介しています。

弊社で販売しているランサー社・エクスカリバーインクは正式には160度で15秒で乾燥します。正し、これは実際のインク温度がこの条件という事です。

トンネル乾燥機の場合、入り口・出口では空気の対流などで温度が下がりますから、実際に放射温度計で計った上で時間を計測しなければなりません。

極端な話、作業場の模様替えでトンネル乾燥機の位置を変えた場合も変わりますし、被印刷物が湿気を多く含んでいると、水分が熱を奪う事でインク表面の温度が下がります。

も一つお話すると、黒のインクより、白のインクの方がインクの表面温度は下がり気味です。

又、熱プレス機の場合も、機器の表示を鵜吞みにしてはいけません。サーモスタットがどこに内蔵されているかで、熱板との誤差が生じますから、これも放射温度計で熱板を直接計測して確かめておく必要が有ります。

 

以上の事柄は、まともなシルクスクリーン印刷の資材・機材会社のまともな社員でしたらほとんどが即答できると思います(笑)

 

箇条書きの3は何故なんでしょう?

そもそも設定を変えてはいけないんだったら、コントローラーなんて要らないのに(笑)

箇条書きの5はなんなんでしょう?

そんなはず有ったから問い合わせてんだろ!って事ですが(笑)

おまけに「お客様とやり取りして解決」って、責任転嫁かよ!って(笑)

 

私が直接トラブルに出会ってる訳ではないので、こんなに熱くなる必要もないんでしょうけど(笑)

 

新規のメーカーのインクを購入する際、「正確な乾燥温度と乾燥時間」を教えてくれない所からは買わないようにしましょう。

この業者のHPでは、外国産インクの乾燥温度・時間は記載してありますが、国産(自社生産)インクのそれは一切表示がありません。

ご参考までに、先述のコンベア乾燥機の乾燥動画です。

 

動画載せるんなら前掲の写真を加工する必要はないな(笑)

 

ちなみに放射温度計は一家に一台の必需品です。

 

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プラスチゾルインクと添加剤 -粘度を上昇させる-

毎年の事ですが、新年が明けてすでに2週間以上が経過いたしました(笑)ですが、今年も何卒宜しくお願い致します。

 

今年の目標は・・・・・

とりあえず、弊社のホームページをもう少しだけましなものに改良する事です(笑)

創業当初から、少しづつ積み上げてきているせいもあり、なんだかどんどん増築している家みたくなってきています(笑)

というか、そもそもデザイン的にどうなの?って感じもしてます(笑)

 

さて、途中熱転写カッティングメディアを新発売したこともあって、いったん中断していました「プラスチゾルインクと添加剤」シリーズを再開します(ちょっと順番が入れ替わりますが)。

 

今回は「粘度を上昇させる」添加剤という事で、以前紹介した「粘度を降下させる」の全く逆になります。

プラスチゾルインクはそもそも、使用せずに長期間保管した場合や、低い室温の中で保管していると特に粘度が上昇します。逆に粘度が低くなる原因はそう多くは有りません。

では、どんな場合に「粘度を上昇させる」添加剤が必要になるのでしょうか?

 

1.蛍光色などはそもそもの粘度が低い場合が多い

2.大雑把な(笑)アメリカ人が作るインクなので、ロットのばらつきでたまたま粘度がいつもより低い

3.(何らかの理由で)液体の顔料をつい入れすぎた

4.得体のしれないプラスチゾルインク(と称して販売しているインク)を買ったが、粘度が低すぎる(笑)

 

この位でしょうか(笑)

 

いつものように順番にご説明する事にします。

1と2は、良くあるパターンです(笑)

インクをお届けしてしばらく後に「なんだよぉ、この(状態の)インク~」と言われても、どうしようもない(笑)

つたない英語力でメーカーに文句を言っても「Oh!Sorry.But It’s within error」とか言われておしまい(笑)

メーカーの製造誤差の範囲内という事になってしまいます。

という事は、こちらでどうにかしなければならないので「増粘剤」を添加する、という事になります。

製品を紹介する前に。。。

3.これは入れすぎたのが失敗なので、潔くあきらめて新しくインクを用意しましょう。

液体の顔料(異物)を混入して、印刷がしずらいほどになってしまったものは、想像に難くないでしょうが、乾燥後の洗濯堅牢性に心配が残ります。ましてや、増粘剤という異物をさらに添加するとどうなるでしょう?

という訳で、次の4

消費者センターへ(法人の場合は別の場所)へ行きましょう(笑)

結論から書いてしまいましたが(笑)ここ最近は、インクに限らず、同じパターンのご相談が多く、最初の部分を伺っただけで「あぁ。。またこのパターンですかぁ」と思えてしまうのです。

 

「煌めく~の世界へ」とか

「~などのアパレルメーカーでも採用」とか

言っておきながら、うまく行かないので連絡すると

「うちはプリントが専業でないのでわかりません」とか

「メーカーの保証外です」とかいうところの製品についてはどうにもなりません。

 

話はずれますが、

例えば自動車販売のトヨタ系列の販売店はトヨタ車を、ホンダ系列の販売店はホンダ車のみを販売しますよね。

シルクスクリーンの資材を販売している店はどうでしょう?

シルクスクリーンのインクには勿論優劣も有ります。ただし、これは全ての方に全く同じように当てはまる訳ではありません。

使っている版も違えば、印刷する柄、被印刷物も違います。そして何より刷っている人の身体的な特徴(腕力その他)も違えば、機材も違います。

なので、これが1発正解というものはないんです。

その場、その時で、直面した困ったことを解決していくのがシルクスクリーン印刷です。そうすれば技量も上がるし。

なので、弊社はお客様の状況をお聞きして、それに合わせて様々な資材を組み合わせてご紹介します。なぜなら、国内外あらゆるメーカーと取引があるからです。逆に言えば、そのせいで華々しいキャッチコピーが作れません(笑)

 

唯一、自己満足しているのが「シルクスクリーンの千問店」です(笑)

 

さぁ(笑)話を戻します。

zounenzai

前述の内容をご理解いただいた上でお使いくださいという増粘剤です。

細かい粉状ですので、ふたの開け閉めには注意してくださいね。

鼻息でも舞います(笑)

 

液状のはないの?と聞かれますが扱いずらいので粉状の方をお勧めします。

なんとなれば、液状のものは添加して攪拌してもすぐには効果が現れない(数時間後に現れる)ので、余計にどんどん添加してしまうのです。

 

水性バインダー用増粘剤はこちら →

 

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