隠蔽性の違いはなぜ起きるかースキージストロークに問題がある

今年は雪が少ないと思っていましたが、例年通り「結局は辻褄が合うように」本日は大雪です(笑)と思ったら、お昼からは雨です(涙)

こんなんだから1年に1度、弊社の前では誰かの車が埋まるんです。

勘違いなさっている方がおられると困るので申し上げますと、北海道では街中をクマが闊歩していたりしません(笑)

雪解けのころの夜中に峠の国道沿いを走ると、両脇にずらりと眼だけがぞろぞろ光って見えたりしますが、それはエゾシカです(笑)

特に札幌には人が集中しているので、札幌は大都会です(笑)なんたって日本最大の夜の街ススキノが有ります(笑)最近全然行ってませんが。

 

と、本題になんの関係もない事を書きましたが、弊社にお問い合わせを頂き、ご購入いただく段になって初めて、弊社が札幌にある事に気づかれる方が大層います(笑)

ホームページに大々的に書いてあるのはフリーダイヤルですし(笑)

蝦夷地(笑)にこんなネットショップを立ち上げている会社があるとは思われないんでしょうかね、きっと(笑)

 

さて、今回のお話は、オフコンタクト(版と被印刷物にあける隙間)を設定してプリントする事を前提にしてのお話しです。

 

スキージを使う際の注意点は次のようなものです。

1.オフコンタクトで取った隙間が丁度「0」になるように印圧をかける。

2.印刷が滲まないように、かつ、カスレないようにアタック角度を探す。

3.スキージを移動させるスピードを調節する

4.ちゃんとしたスキージを使う(笑)

 

まず、1についてですが、版と被印刷物に隙間(オフコンタクト)があるという事は、きちんとプリントするためには版を下方向に押し付けなければなりませんが、異常に押し付けてしまうと「インクを落とす」と同時に「インクを欠き取って」しまいます。

小さな柄だと解らないものが、大きなベタ印刷になると急に印刷の中央部分の隠蔽性が足りなくなるのは、これが原因です。

海外製のTシャツプリンターは日本製のそれより、プリントボードの位置が高く設定されています。外人は背が高いからなのでしょうが(笑)

これをそのまま使用している方を見ると、ほぼ印圧が足りないように見受けられます。逆に、この体勢で印圧をかけようとするといつか「腱鞘炎」になりかねません。

適正な印圧をかけられるように、プリントボードを上下させるか、それが不可能であれば踏み台を用意しましょう。

1をクリアすると、今度はスキージ(ブレード・ゴム)のアタック角度が問題となります。

スキージを上から落ち着ける形になりますから、ある程度の硬さが無ければなりません。そうすると横から見るとスキージブレードはカタカナの「ノ」のようになります。

この「はらい」の部分がアタック角度になる訳ですが、スキージブレードの硬さによってこれが変わってきます。これが「2」の部分。

さて、3はスキージのスピードが速ければ速いほどインクは落ちずらくなります。スピードをゆっくりにしてあげれば隠蔽性も上がるかもしれません。

 

最後にですが、よくあるパターンを一つ。

「いつも通り刷っているのに、なんか上手くいかない。。。。風邪をひいている訳でもないのに。。。。」

という場合(笑)

 

「風邪を。。。」のくだりは冗談でもなんでもなく(笑)印刷が上手くいかないのは、いつもとは何かが違う訳で、体調が悪くて知らず知らずの内に印圧が変わっているという事は有り得ます。

ただ、多くの場合はスキージの変化です。

スキージは豆腐の様に柔らかいものではありませんが、決して鉱物の様にほとんど摩耗しないものでもない訳です。

そして、物質である限り劣化=硬化します。

 

摩耗するとアタック角度が小さくなり、インクが多く落ちるようになります。

劣化すると、しなりが少なくなりアタック角度が大きく、インクが落ちずらくなります。

 

オフコンタクトを取らないで印刷すると、スキージストロークのスピードの違いしか印刷には影響しないのですが、オフコンタクトを取った場合は、人によって印刷の濃度が変わります。これはすなわち印圧の違いとアタック角度の違いです。

同じ人が印刷して印刷結果が変わるのは、健康状態以外には(インクの状態が同じとすると)道具の違いとなります。

長持ちするスキージをお使い頂く方が、何か問題が起きた時に解決が速いのです。

 

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