版が詰まったら

プラスチゾルインクでは起こりえませんが、水性バインダー(インク)でスクリーンプリントしていると「ついうっかり」版を詰まらせてしまう事がありませんか?

水性バインダーの場合、常温でもドンドン乾燥が進んでしまうので、特に乾燥する季節や、精細な柄の版の場合に起きやすくなります。

弊社では、そんな事が無いように、プリント担当者に常に気を付けるように言い聞かせていますが、でも本人に悪気が無くても、極たまに起きてしまいます。

インクを返していても、それは万能ではなく、長時間放置していると版は詰まってしまう事も有ります。

同じ柄を大量にプリントしていると、休憩も取りたいでしょうし、突発的な用件で現場を短時間でも離れなくてはならない場合もあるでしょう。

そんな際に、皆さんはどんな対策を施しているでしょうか?

ここで少し脱線しますが、インク返し(スキージストロークを終え、逆方向にスキージを動かし、版のインクが通過する部分を含めてインクを乗せる作業)はどのようなインクを使用している際にも行うのが基本です。

スクリーン印刷(スクリーンプリント)は「版の孔にインクを充填してから」スキージによって通過させたインクを同時に落とす、印刷方法です。

インクを充填しない場合も印刷はされますが、版の厚み(膜厚といいます)の2/3程度しかインクは落ちる事ができません。
これに比べて、インク返しによって一旦孔にインクを充填してから行うと、ほぼ膜厚程度のインクを落とす事が事になります。

ですので「インク返し」はスクリーン印刷の基本的な動作で。副次的に自然乾燥型のインクの版詰まりの対策になっているという訳です。

話を戻して、版を詰まら得ない方法は色々あります。

孔の部分に濡れ雑巾をかぶせる方法も有りますが、これは廻り残っているインクに水分が混入するので、よほど気を付けなければいけないでしょう。

あとは、部屋全体の湿度を上げる工夫をすること。
作業現場にスプリンクラー状の機器で水分をミストのように噴射している場合も有ります。

先日、弊社の新人プリンターが、とっても申し訳なさそうに近づいてきて。。。
やっちまったようです(笑)

そこで懐の大きい人間のふりをしながら版を持ち去り、数分後、元に戻った版を担当者に戻してあげました。
本人はもちろん「どうして?」という顔をしていましたが(笑)

種を明かせば、弊社の製品を綿棒でちょこちょこっと塗っただけなのでした。

あんまり多用すると、不注意で頻繁に版を詰まらせるようになっても困るので、本人には種は明かさないでおきましたが。

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