メタリックインク(プラスチゾルインク編)

では、前回に続き、本日はプラスチゾルインクのメタリックプリントに関するお話です。
これ又、プラスチゾルインクのシマーインクで錆びないインクは皆無です。「プラスチゾルインクは油性なので錆びません」などという話は大嘘ですので信じないように(笑)
大概のプラスチゾルインクのシマータイプは、即プリントできる状態でお手元に届くと思います。
蓋を開けて錆がゼロだった場合が本来普通ですが、時折錆の始まった状態の場合が有ります。これまで書いた通り、保管中にもシマーの表面は酸化が進行しますから、メーカーでインクを作った時から、徐々にではありますが錆は始まっています。
ですので、メーカーが作成した時から時間が経てば経つほど、お客様のところで開封した際に「ギョ!」となる確率が上がる訳です。在庫藍店率が悪い販売店から買うとこうい事になります(笑)というか、通常の良心的な販売店は事前に以上の様な説明をします(笑)
じゃぁどうしたら一番良いのか?というと、前回水性バインダー編でお話した事とほとんど同じです(笑)
  1. シマー・グリッター用のベース・プラスチゾルインクにプリント直前に粉体を混合して使用する。
  2. シマーを混合したプラスチゾルインクはその日の内に使い切る。
  3. より熱乾燥に注意する。
  4. スクリーンのテンションはいつも以上に強さに気を付ける。

上記の詳しい説明は前回の記事をご覧下さい。

さて、話が戻りますが、

先述の「錆びないプラスチゾルシマーインク」(実はあり得ませんが)を購入してプリントした商品を販売していた場合、いつか、購入して頂いたお客様から「せっかく購入したポロシャツのプリントが錆びてるんですけど!」とおしかりを受けた場合、どのような対応をせざるを得ないでしょうか?

  1. 「うちは絶対に錆びないインクを使用しているので、そのような事はあり得ません!」と言い張る
  2. 「そんな事ないはずなんですが・・・」と言いつつ、インクを購入した先に問い合わせ、結局「(錆びないはずのインクを使用しているので)錆びるはずありません」と返答する
  3. 「お手数ですが、実物を拝見させて頂けますか?」とお預かりして愕然とする。

これは、それぞれのお店の対応姿勢の問題ですので、私がとやかく言う話でもないのでしょうが(笑)
私がプリントショップの責任者であれば、まずは「絶対錆びる事の無いシマープリントは無い」理由をご説明した後で、長持ちさせる方法をお知らせします。そしてお客様に納得頂いた上で販売します。

そして「錆びないプラスチゾルシマーインクを販売している販売店」からの購入は中止します(笑)

多分、そういうお店は、商売の終点が「販売すること」なんだと思いますから、売ってしまった後の事は、大概「しらんぷり」です(笑)
格好良く書きますと(笑)Web-Stanceは「販売すること」は商売の出発点だと考えています。
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