版の強度を上げる

気づいたら「あけましておめでとうございます」を言わずに1ヶ月超。

先ほど、このサイトを僅かばかりですが模様替えしている間に気づきました(笑)

それはさておき(笑)本日は最近お問い合わせ頂いたご質問から1つ。

 

ご自身で感光乳剤をコーティングして露光、プリントされている方から良く聞かれる事が

  • 露光はどの程度すれば良いのですか?
  • 使い終わって感光膜を落としたいのですが、楽に落とせる方法はありませんか?

印刷する間は壊れづらく、こわす時には壊しやすく。。。って、そんなのあたしに解るはずが無い(笑)

それこそ印刷している間に版が壊れてしまうと、製品は駄目になってしまうし、又版を作らねばならないし、で手間がかかって大変です。
なので、まずは版は壊れづらいようにしっかりと焼き(露光)ましょう。壊れづらい版を作れるようになってから、臨機応変に応用しないといけません。

版の品質については

  • ポジの濃度
  • 光源の強さ
  • 露光時間
  • 感光剤の品質

これら諸条件が複雑に絡み合います。

露光時間を長くすればするほど、出来上がる版は強くなるのは当たり前ですが、ポジの濃度が足りていなければ、肝心の抜けるべき部分まで露光してしまいます。
じゃぁ、濃度を出すためにと同じポジを2枚重ねてみると、ポジの厚みがある状態になればなるほど、エッジが綺麗に仕上がりづらくなります。点光源の光は平行では無いからです(なのでフレネル露光機を使った場合は若干変わります)。

あれ?いつもと同じ時間露光しているのに、版が壊れやすいんですけど?などと感じる様になったらランプを交換しましょう。
ご家庭の蛍光灯と同じで、ケミカルランプも、ハロゲンランプも、どんなランプも徐々に劣化します。これは、感光乳剤に関しても同じ事で、劣化した感光乳剤は露光しづらくなりますし、感光しても壊れやすくなります。

露光した版を水洗し完成した、と思ったところで後焼きをしましょう。お宅のベランダにしばらく放置するだけでも、困ったくらい(笑)頑丈になります。お天気次第ですが。

ただし、最初に書いた通り、頑丈になればなるほど、再度落とそうとすると落としづらくなる事だけは覚悟して下さい。

でも実は「今回の柄は30枚プリンとすれば終わりです」というのであれば、そのレベルの耐久性で良い訳です。落としやすくするためには焼きすぎないようにしましょう。決して版を庭に放置してはいけません(笑)

これは実際の運用を考えるとこうなるという事であって、本来は壊れづらい版を作った上で、品質の良い落版剤を使用するべきです。そうでなければ事件が発生する確率はどこかに潜みますから。

「硬膜剤」という製品が有ります。

感光剤にも色々な耐刷性のものが有りますし、コーティングの膜厚や露光状態も様々なので、どの感光剤は何回印刷できるなどとは言い切れません。

でも、一度作った版でより多くの印刷を行いたい場合、この硬膜剤を使用すると格段に耐刷性の優れた版を作る事が出来ます。と言うか、壊れない、落版出来ない版。スクリーンごと破かなくてはならなくなります。

出来上がる版が壊れやすいからと言って、この硬膜剤を使用しても決して良い事はありません。しっかり版に絡んでいない感光膜をいくら硬膜しても、もろとも壊れてしまうだけなのです。

まずは、しっかりとした版を作る事を目指しましょう。

 

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