凹凸に綺麗にプリント
まずは写真をご覧ください。
とあるお客様からご相談を頂いた際のプリント画像です(お客様の許可を頂いて、部分的に掲載しています)。
ご覧頂ける通り、凹凸のある生地に白インク(この場合はプラスチゾルインク)でプリントしています。
凹の部分に印刷の滲みが見られます。同じようなご相談は違うお客様からたびたび頂きます。
こういった現象はなぜ起きるのでしょうか?
考えられる原因は
- 版のテンションが足りない
- 版と生地(被印刷物)との隙間(=オフコンタクト)が足りない
- スキージの硬度が足りない
- スキージストロークの圧が高い
- インクの粘度が緩すぎる
などなど。
これらは上から順に重要項目となっています。このお客様の場合、4番目のスキージ圧が高すぎたとの事で、ここを改善すると良くなりました。
「綿のTシャツはうまく刷れるんだけど、(鹿の子織りの)ポロシャツがうまくプリントできません」
という方は、概して同じお悩みだと思います。
上に列記した中で下2つはテクニックの部分を改善しなければなりませんが、上3つは物理的な部分を改善すれば事足りる事になります。
緩いテンションの版を使っていたり、生地の上に版をベタ置きしていたりする方は一度お試しになってみて下さい。
弊社では期間限定で「新枠に正しい紗張り」を提供しています。こちらで一度お試し頂くのが解り良いと思います。
蛇足ですが「このプリンターが有れば!」とか「このインクで!」とかいう主に動画でのご案内に、鹿の子織りのポロシャツをプリントしているのは有ったためしは有りません(笑)