サーマルヘッドでダイレクトに製版するサーマルフィルムで、プラスチゾルインクや溶剤型インクを使用する場合。
数刷りから数十刷りでフィルムが破壊される場合が多く見受けられます。
BlueReinfoceまたはPairedReinfoceを塗布する事で、驚くほど改善する事が可能です。 |
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BlueReinfoce
ブルーの1液性補強剤
できあがったサーマルフィルム版のスキージ面(紗がむき出しになっているザラザラの面)に薄く塗布して下さい。
インクの落ちる部分にはみ出したBlueReinfoceは、イソプロピルアルコールなどで印刷面から拭き取った後乾燥して下さい。
※水を使用するとBlueReinfoceはたちどころに硬化してしまいますのでご注意下さい。
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PairedReinfoce
無色透明・2液性補強剤
できあがったサーマルフィルム版のスキージ面(紗がむき出しになっているザラザラの面)に、まず耐溶剤型感光乳剤を塗布して下さい。
インクの落ちる部分にはみ出した補強材は、固く絞った濡れ雑巾などで印刷面から拭き取った後乾燥して下さい。
数分間露光します。
次に、PairedReinfoce2種類を1:1に混合し、硬化した感光剤に塗布して下さい。インクの落ちる部分にはみ出したPairedReinfoceは、枠を指ではじくなどしてはじき飛ばして下さい。この後大凡12時間乾燥して下さい。
※PairedReinfoceはテトロンメッシュにしかご使用になれません。
※PairedReinfoceを塗布した感光剤はほぼ半永久的に剥がれませんので、版の再生はほぼ不可能となります。
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