本文へジャンプ


製品情報



ポリエステル繊維の染料は、印刷後の熱乾燥やインクの接着力で移染を起こします。これをブリード※1(最昇華)と言います。

見かけ上、インクの粘度が低く(柔らかすぎ)、繊維に含浸してしまっている様に見えますが、粘度の高いインクや、濃度の高いインクでプリントしても解決することは有り得ません。

※1 ブリード(最昇華)の仕組みについては次のページをご参照ください 
【解決法1】

水性バインダーで熱乾燥を行わない(架橋剤で強化する)。 



熱乾燥を行わない事で、ブリードを目視できるようになるまでの時間を遅らせます。

 ※すべての水性バインダーに有効とは限りません。

 オールマイティーバインダーについて詳しく見る →
【解決法2】

最昇華防止インクを柄全体にプリント(下引き)し、その上に再度各色をプリントする。



活性炭が混合されたインクを最下層にプリントすることで、それ以上のブリードを食い止めます。

 ※この上にプリントする柄とのずれを起こさないようにするため、版のテンションにはお気を付けください。

Clog-non バインダー(水性)・Clog-non Plastisol(プラスチゾル)について詳しく見る → 
【解決法3】

プラスチゾルインクにBlockOutSuper(ブリード防止剤)を添加してプリントする。



特殊素材が混合されたプラスチゾルインク添加剤・BlockOutSuperを15〜20%添加してプリントします。

 ※BlockOutSuperはExcaliburInkに最適化されていますが、その他のインクにも使用可能です。
 ※使用可能なプラスチゾルインクメーカーについてはお問い合わせください。

BlockOutSuperについて詳しく見る →
【解決法4】

AHOI(耐最昇華インク)を単独、もしくは、このインクにBlockOutSuperを添加してプリントする。



AHOIは若干の発泡性に加え、耐ブリード性能を持ったプラスチゾルインクです。
BlockOutSuperを転嫁してお使いいただく事で、最良の耐ブリード性能を発揮します。

AHOIについて詳しく見る →
以下の方法は危険性が伴いますのでお辞めください
1.プラスチゾルインクを使用して、低温(130度程度)で乾燥する。

プラスチゾルインクはメーカー推奨の乾燥温度を厳守してください。?れの原因になります。

2.既存のインクの顔料を添加する。

顔料の大量添加ははがれの原因になります。

※アメリカ製プラスチゾルインクの「ローブリード」表記は、あくまでアメリカ製ポリエステル繊維への「ロー」ブリードです

現今の日本製ポリエステル繊維へのブリード耐性はほとんどありません。