- ポリエステル生地のブリード(再昇華)に困っている
- 他のインクを特別に容易するのは避けたい
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濃色の生地にプリントした際に次の様なお悩みをお持ちになられた事はありませんか?
・インクの隠蔽性が足りずに、インクが沈んでしまう。
・印刷したインクに、生地の色が滲んで浮き上がって来てしまう。
ポリエステル生地にスクリーンプリントを施すと上記のような現象が起きてしまい事がありますが、この2つは現象として同じ「ブリード」現象です。 |
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ブリード(再昇華)の原因
ポリエステル繊維の多くは、昇華染料を「ある温度」で昇華転写して染色しています。
昇華染料はポリエステルに接着しやすい性質を持っていますので、大凡摂氏130度で染色しますが、この温度を極端に越える環境を与えると染料が再度離脱します。(第1の原因)
又、ポリエステルに接着しやすいとはいえ、これよりも強力に接着しやすい性質の物質が隣接するとその物質に吸引され、同様に染料の離脱を起こします。(第2の原因)
各社若干の違いはあるもののプラスチゾルインクは「熱硬化」であるため、大凡150〜160度の熱乾燥を推奨しています(低温硬化型でも135度)。また、プラスチゾルインクは柔軟性を持った塩ビ(PVC)を成分とするインクですが、塩ビに柔軟性を持たせる成分は「可塑剤」と呼ばれています。
可塑剤が入っていない塩ビは固体になってしまいインクの用途としては成立しません。又、たとえウエア等にプリントできたとしても、鉄板を背負ってしまう状態になってしまいます。 |
1Kg入り
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