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製品情報


オールマイティーバインダー(水性バインダー)と色の仕組み 水性プリント用
一般に市販されている繊維用の水性インクは、既に着色されており、そのままプリントに使う事が出来るものがほとんどです。
これに対し、弊社推奨の水性バインダーは、プロが使用しているバインダーを少量のパッケージに収めたもので、ウエアへの接着性を最高に保ちます。

 色素の部分と、接着剤の部分を分けたプロ用バインダー、弊社オールマイティーバインダーは以下の構造になっています。
水性バインダーは「糊」 


 オールマイティーバインダーは、繊維製品に色素である水性顔料を固着させるための「糊」です。

 Tシャツやポリシャツなど、綿・ポリエステル混紡など(繊維によっては架橋剤の添加をお勧めします)にプリントする場合、お好みの水性顔料(色素)を混合して頂く必要があります。

 但し、純粋に「白」でプリントされたい場合は、「糊」に白の顔料が混合されている「ホワイトラバーバインダー」のみでプリントする事が可能です。
※「着色ラバーバインダー」にも白の顔料が混合されていますが、生地の色を完全に隠蔽できる量が添加されておりません)


  オールマイティーバインダーはこちら →
顔料の配合比率はどのようにすれば良いのか?

 オールマイティーバインダーは PantoneColor淡色生地混合表濃色生地混合表の他、ご要望に応じて個別にデータを提供しています。


 生地に「黒」や「白」でプリントしたい場合はどの様にすれば良いのでしょうか?

 「黒」の場合は、透明ラバーバインダーに黒の顔料を混合してプリントします。
 「白」の場合は、ホワイトラバーバインダーに顔料を何も混合せずにそのままプリントします。

 これは、生地の色が何色でも変わりません。

 では  この色をプリントしたい場合はどのようにすると良いのでしょうか?

 1)白や薄い黄色など淡い色の生地にプリントする場合

   透明ラバーバインダー         92.6%
   水性顔料(P)シリーズ 赤黄(P)   3,9%
   水性顔料(P)シリーズ 紅赤(P)   3,5%
   
 2)黒や赤・青・緑・紺など濃い生地にプリントする場合

   透明ラバーバインダー         48.8%
   着色ラバーバインダー         38.0%
   ホワイトラバーバインダー        4.4%
   水性顔料(P)シリーズ 青黄(P)   2.9%
   水性顔料(P)シリーズ 赤黄(P)   0.2%
   水性顔料(P)シリーズ  赤(P)    2.0%
   水性顔料(P)シリーズ  桃(P)    3.7%

 2)は1)に比べて混合する材料の種類が多くなっています。

 これは、プリントする繊維の色を「隠蔽」する為に、「白」の顔料を必要とするからです。
 白の顔料を加えるに従って、白っぽさを打ち消すために他の色が必要になってしまうのです。


  水性顔料(P)シリーズはこちら →
バインダーと顔料とに「なぜ分けてある?」のか


1)無駄にするインクを減らすため色調合表をご用意しています →(ページの最後尾にある「混合表」をご覧下さい)

 水性顔料(P)シリーズ全12色は、オールマイティーバインダーとお使い頂く事で、パントンカラーの内、主要な100色を作る事のできるカラー配合表が用意されています。(配合表には「淡色生地用」「濃色生地用」の2種類ともご用意しています)
 闇雲にインクを混合して、必要以上にインクを作ってしまうという事がありません。

2)インクを長持ちさせるため

 インクも化学製品で有る限り、どんなに保存状態が良くとも劣化します。
 上記にご説明させて頂いている通り、「糊(エマルジョン)」に「顔料(粉体)」が混ざる事によって劣化は早まります。
 より劣化を遅らせるため、オールマイティーバインダーと水性顔料(P)シリーズは別個に販売しています。
パントーンカラー100色が作れる顔料12色



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