インクの透過性が向上すると...
スクリーンプリントは本来、適正なスクリーンメッシュのテンション(引っ張り強度)、適正な印圧・スピード、適正なスキージブレードの選択によって、インクの透過性を向上する事が可能です。
しかし、何らかの理由で上記要素を完全に満たす事が出来ない場合に「インクの不完全透過」が生じ、
「水性バインダーの場合は早い版詰まり」
「硬いプラスチゾルインクが上手く落とせない」
という状況が発生します。
P.S.Liqidはインクの透過性能を上げますので、このような状況を回避できます。
インクの透過性が向上する事によって、刷版のゴースト発生の頻度を少なくします。 |
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版離れが改善すると...
特にベタの面積が大きい印刷を行う際に、スクリーンのテンションが低いと、スキージング終了時に版を被印刷物から上げる際に、版が接着したかのような状況になります。このような場合は、特に画像中央部のインクの乗りが悪くなる傾向があります。
P.S.Liqidが版離れを改善させると、スキージの通過と同時に版離れするようになりますので、プリントクオリティーを改善する事が可能です。 |
その他にも...
- 多色刷りの際に、既にプリントされたインクが、以降の版に転移しづらくします
- スキージ面に塗布すると、使用後の刷版の洗浄が楽に行えます
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P.S.Liqidのご使用方法
- P.S.Liqidを容器から、広口の器などに移して下さい。
- P.S.Liqidは撥水性が有りますので、ウエスなどではなかなか塗る事が難しい場合、ペンキ用の刷毛など含ませて下さい。
- 版のスキージ面の感光乳剤に刷毛等で直接塗布します。
- インクの孔を表面張力でP.S.Liqidが薄くふさいでいる恐れがあるので、枠の端のスクリーンを指で「トントン」と軽く叩いて下さい(薄膜が弾き飛びます)。
- 自然乾燥若しくは温風で乾かして下さい。乾いたらプリント可能です。
- プリントを繰り返す内にP.S.Liqidの効果が薄れてきたら、同じように塗布して下さい。
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